秋は海が豊かになる時期で、ブリも岸近くまで寄ってくる絶好のシーズンです。陸からブリを釣るための基本的なテクニック、使用するタックル、そしてポイントについてわかりやすく解説します。
1. 釣り場の選定
秋のブリは沿岸近くに回遊してきますが、釣れる場所を選ぶのが大切です。おすすめのポイントは以下の通りです:
• 堤防:防波堤は波が和らぐ場所で、小魚も集まるためブリが餌を求めて近づきます。
• 磯場:磯は起伏が激しく、小魚も多くいるため、ブリが捕食行動をしやすい場所です。
• 漁港:港内にもブリが入り込むことがあり、特に夜や早朝には狙い目です。
2. おすすめのタックル
ブリは引きが強いため、陸釣りでもある程度の強度を備えたタックルが必要です。
• ロッド:10フィート前後のシーバスロッドやショアジギングロッドが適しています。軽くて強度のあるものがベスト。MH(ミディアムヘビー)がおすすめ。
• リール:4000~6000番程度のスピニングリール。ラインキャパシティがあるリールを使いましょう。
• ライン:PEラインの3号前後を使用し、リーダーにはフロロカーボンの40~50ポンドを用意。ブリの強力な引きに耐える必要があります。
3. 使用するルアー
秋のブリは活発に動き回り、さまざまなルアーに反応しやすいです。以下のルアーを試してみましょう:
• メタルジグ:40g~80gのメタルジグが基本。遠投できて、底から中層まで広範囲を探れます。
• ミノー:トップから中層を探りたいときに有効です。特に夜明けや夕まずめに活躍します。
• ポッパー:水面を意識しているブリを狙う際におすすめ。波紋を出しながらアピールすることで、強いバイトを引き出します。
4. リトリーブのテクニック
リトリーブ(巻き取り)を工夫することで、ブリの反応を引き出します。
• ジャーキング:メタルジグやミノーを使って、リールを巻きながらロッドを上下に動かす「ジャーク」を行います。スピードを変えながらリトリーブすることで、ブリの興味を引きやすくなります。
• スローリトリーブ:ブリが表層に近い場合は、ゆっくりと巻き上げてみましょう。特に朝夕の時間帯に効果的です。
• フォール中のアクション:メタルジグを投げた後、リトリーブを一旦止めて自然に沈めると、フォール中にバイトしてくることがあります。
5. 秋特有のタイミングと天候を狙う
秋の釣行には特定の時間帯や天候も重要です。
• 朝まずめ・夕まずめ:日中の暑さが和らぐ時間帯に、ブリが岸近くに寄ってきます。
• 曇りの日:太陽光が弱い日や曇りの日は、小魚の動きが活発になり、ブリの捕食行動が増えます。
• 潮回り:満潮前後や潮が動き出すタイミングは、ブリの活性が高まるため狙い目です。
まとめ
秋は、陸からブリを釣る絶好のシーズン。適切な場所を選び、タックルやルアー、リトリーブを工夫して挑戦してみてください。コツを押さえれば、ブリとのエキサイティングなファイトが楽しめます。力比べをしてみてください!