秋は、ブリ釣りを楽しむ絶好のシーズンです。水温が下がって活性化するブリはエサを追いかけやすくなり、釣果を期待できる時期。今回は、秋の船釣りでブリを釣るための仕掛けや釣り方をわかりやすくご紹介します。
1. ブリ釣りの仕掛け
秋のブリ釣りに使う仕掛けは大きく3種類あります。それぞれ特徴があるので、釣り場の状況や自分のスタイルに合わせて選んでみましょう。
◆ ジギング
ジギングは、メタルジグという金属のルアーを使って、深場や中層のブリを狙う方法です。リールを上下に操作しながら「リフト&フォール」を繰り返し、ブリの興味を引きます。
• ジグの重さ:80〜150g(深場なら200g以上)
• ジグのカラー:シルバー、ブルー、ピンク、グロー(夜光)、ミドリ金など、時間帯や水深に応じて使い分け
◆ ライブベイト(生餌)
生きたイワシやサバやアジをエサにしてブリを狙う方法もあります。生餌ならではの自然な動きがブリを引きつけるため、釣り場によっては効果的です。落とし込み釣りも効果的
◆ タイラバ(ラバージグ)
タイラバは、リールをゆっくり巻くだけで動きが出るので、特にブリの活性が低い時に使うと良い仕掛けです。
• 重さ:100〜150g
• カラー:オレンジ、赤、ゴールドなど
2. タックル選び
ブリは力が強い魚なので、道具選びが釣り成功のカギとなります。ロッド、リール、ラインそれぞれの選び方を押さえておきましょう。
• ロッド:2〜2.5m程度の船釣り用で、強度があるものがおすすめ。強い引きにも耐えられるしっかりしたロッドが必要です。
• リール:3000〜5000番のスピニングリールか、パワーのあるベイトリールが適しています。ドラグ性能も重要で、引きの強さに合わせて調整できるものが理想。
• ライン:PEラインは3〜5号を選び、リーダーには40〜60lbの強度があるものを使用しましょう。ブリの引きに備えて、耐久性の高いラインが重要です。
3. おすすめの釣り場と釣り方
秋は、潮の流れが良い場所や、岩場の周り、潮目(潮の流れがぶつかり合うライン)がブリの回遊ルートになります。さらに、イワシやアジなどの小魚が多いポイントも狙い目です。
ジギングを行う場合は「リフト&フォール」を使いながら、ブリにアピールします。魚の活性が高いときはテンポ良く、低いときはゆっくりとした動きで誘うと効果的です。
4. 釣れる時間帯
秋のブリ釣りは、朝夕の「マズメ時」がチャンス。この時間帯は魚の活性が上がり、エサを求めて活発に動き出します。狙いを定めて、準備万端で挑みましょう!
最後に
秋のブリ釣りは、迫力のある引きを楽しむことができる貴重な体験です。しっかりした装備と安全対策を整えて、大物ブリとのファイトを存分に楽しんでください!船釣りでは救命胴衣・ライフジャケットを必ず着けましょう!