48_11月のティップラン攻略法:晩秋から初冬にかけて

イカ

秋も深まり、11月に入るとアオリイカ釣りがますます楽しくなる時期です。水温が下がり始め、アオリイカの活性や行動パターンも少しずつ変わってきます。この時期ならではのティップラン攻略法を紹介しますので、釣果アップの参考にしてください!

1. 水深を意識してアオリイカを探そう

11月は水温が低下することで、アオリイカが浅場から徐々に深場へ移動する傾向があります。水深10~30メートル程度が狙い目。普段浅場で反応がない場合、思い切って深場も試してみましょう。

深場にいるアオリイカを効率よく探るためには、少し重めのエギを使ってしっかりとボトムを取れるようにします。また、潮の流れが速いエリアではシンカー付きのエギが効果的です。

2. 潮の変化を見逃さない

11月は潮の流れがアオリイカの反応に影響しやすい時期です。潮の変わり目(満潮・干潮や潮止まり)は、アオリイカの活性が上がるタイミングとされ、狙い目となります。

潮が速い時には、潮流に負けないよう重めのエギを使うと安定したアクションが出せます。反対に、潮が緩いときは軽めのエギでふんわりとした動きを意識すると良いでしょう。

3. アクションと間(ま)を工夫しよう

11月の冷え込みによってアオリイカの活性が低くなるため、派手なアクションよりもゆっくりした動きと「間(ま)」を意識したアプローチが効果的です。

低速ジャーク:エギを2~3回ゆっくりと跳ねさせた後、しっかりフォール(落とし込み)を取ります。フリーフォールやテンションフォールで、エギをじっくりと沈めましょう。

ステイ(止める時間):エギを動かした後、しばらく「止める」ことで、警戒心の強いアオリイカもじっくりとエギを確認でき、抱きつくチャンスが増えます。

4. カラー選びのポイント

11月は水が澄んでいることもあれば、曇りや雨で濁っていることもあり、光量や水の状態に応じたカラー選びが重要です。

晴れの日やクリアな水では、ナチュラルカラーやグリーン、ブルーなどの自然な色が効果的です。

曇りや雨の日、濁りがある水では、定番のオレンジやピンクなどのアピール系カラーがおすすめ。

朝夕や光量の少ない時間帯は、グロー(発光)カラーを選ぶと視認性が上がり、アオリイカもエギを見つけやすくなります。

5. 感度重視のタックルセッティング

寒くなると当たりが微妙になることも多い11月は、感度が高いタックルを準備しましょう。ロッドはティップが柔らかく、わずかな重みの変化も感じ取れるものがおすすめです。PEラインは0.6~0.8号で感度を高めつつ、リーダーにはフロロカーボンの2~3号を使用してバランスを取ります。

6. 朝夕のマズメ時を狙おう

冷え込みの強い11月は、朝夕のマズメ時にアオリイカが活発に動き始めることが多く、釣果を出しやすいタイミングです。寒さが気になる季節ですが、日の出直後や夕暮れ前を狙って釣行すれば、良い反応が得られることが多いでしょう。

7. ゆっくりした合わせでアオリイカをキャッチ!

この時期のアオリイカはエギをじっくり抱きつくことが多く、当たりも小さい傾向にあります。ティップに変化を感じたら、ゆっくりと竿を立てるように軽く合わせ、エギをしっかり掛けていきましょう。

まとめ

11月のティップランは、アオリイカが深場に移動し、動きもやや鈍くなるため、低速なアクションと「止める」間を意識することが大切です。水深や潮の流れを把握し、適切なエギの重さやカラーを選ぶことで、釣果を上げるチャンスが増えます。ぜひ、この11月も寒さに負けずにアオリイカ釣りを楽しんでください!

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