今回は釣り人にとって最高のチャンス、「鳥山」が起こる理由と、そのチャンスを活かすための行動を分かりやすく解説します。これを読めば、次に鳥山を見つけたときにきっと釣果がアップするはず!
そもそも鳥山とは?
「鳥山」とは、海鳥が水面付近で集団で飛び回ったり、水にダイブしている現象のことです。釣り人にとってこれは「海中でフィッシュイーター(青物など)が小魚(イワシなど)を追っているサイン」です。
鳥山が起こる理由を簡単にまとめると、以下の3つが挙げられます。
1. 捕食活動の影響
青物やサワラ、シイラなどが小魚を追い詰め、水面付近で捕食しているときに鳥山が発生します。小魚が逃げ場を失い、それを海鳥が狙うというわけです。
2. ベイトとプランクトンの集中
ベイト(小魚)がプランクトンを追い、水面付近に群れができる場合もあります。これが捕食者を引き寄せ、結果的に鳥山が形成されます。
3. 潮の流れの影響
鳥山が起きやすいのは潮目や岬、離岸流が絡む場所。これらは餌となるベイトが溜まりやすいポイントだからです。
鳥山を見つけたらどうする?成功のコツ!
鳥山を見つけたら、チャンスは一瞬です。迅速かつ的確に行動しましょう!
1. 鳥山の位置と動きを確認
まずは、鳥山の「位置」と「動き」を観察します。
• 近い場合: すぐにその方向へキャスト!距離が近いなら早急な行動がカギです。
• 遠い場合: 鳥山が沖合にある場合、潮流の方向や鳥山の移動を読みつつ、近づくタイミングを狙います。
2. 最適なルアーを選ぶ
鳥山では魚が高活性であることが多いので、ルアー選びが釣果を左右します。
• メタルジグ(20~60g)
飛距離が必要な場合の定番です。特に青物には高速巻き(ジャカ巻き)が有効。水中を素早く探れるので迷ったらこれを使いましょう。
• トップウォータープラグ
魚が水面付近で捕食している場合、ペンシルやポッパーが効果的です。派手なアクションで大物を誘い出せる可能性大!
3. アクションで差をつける
ただ投げて巻くだけでは釣果が伸びません。以下の工夫を加えると効果的です。
• 高速リトリーブ: 青物は速い動きに反応しやすいので、全力で巻いてみましょう。
• ストップ&ゴー: 時々止めたり、しゃくりを入れることで、スレた魚にもアピールできます。
4. 鳥山が消えた場合は?
鳥山が突然消えてしまうこともあります。でも諦めないでください!魚はまだ近くにいる可能性が高いです。
• 水面から少し深いレンジを探ることで、まだ残っている魚を狙うことができます。
• メタルジグを使ってフォール(落下中の動き)で誘うのも効果的。
鳥山攻略の注意点
鳥山は釣りの大チャンスですが、冷静さを失わないことも大切です。
1. 焦らない
興奮してキャストが雑になったり、ラインが絡まったりすると時間をロスします。落ち着いて準備を整えましょう。
2. 安全第一
鳥山が沖にある場合、足場が危険な場所で無理に移動するのは禁物です。波や風の状況を常に確認しましょう。
まとめ
鳥山はショアジギングでの大きなチャンスです。鳥山が発生したら素早く行動し、適切なルアーとアクションを選ぶこと、もし逃げている小魚のサイズがわかればルアーのサイズを合わせることで釣果が飛躍的にアップします。
次に釣り場で鳥山を見つけたとき、このガイドを思い出してみてください。きっと素晴らしい一匹に出会えるはずです!