ショアジギングで大物を狙うなら、テトラポッド周辺は外せないポイントです。しかし、そこでブリをかけたときのやり取りは一筋縄ではいきません。今回は、テトラでブリを攻略するための具体的なテクニックをご紹介します。
1. フッキング後の初動が勝敗を決める
ブリがヒットした瞬間、最初の数秒間が最も重要です。特にテトラ周りでは、魚に主導権を与えるとラインが岩に擦れたり、根に潜られたりするリスクが高まります。
対策:
- ヒット直後はドラグを締めすぎず、ロッドのパワーを活かして魚を浮かせる意識を持つ。
- 魚の突っ込みに備え、リールを巻くよりもロッド操作でいなす。
2. テトラからの距離を確保する
テトラ際でやり取りを続けると、ラインがすぐに擦れてしまいます。できる限りテトラから魚を引き離すことが重要です。
具体的なテクニック:
- ヒットしたら可能な限り後方に移動し、ラインをテトラから引き離す。
- サイド方向にロッドを操作し、魚の頭をテトラの外側に向ける。
3. ドラグ調整を慎重に行う
ブリはパワフルな引きが特徴ですが、テトラ周りでは過剰なドラグ設定が命取りになることも。
ポイント:
- 最初は強めに設定しておき、魚が弱ってきたら少し緩める。
- 突然の突っ込みに備え、指でスプールを抑える”手ドラグ”を活用する。
4. テトラでのランディング方法
ブリを寄せても、ランディングが上手くいかなければキャッチには至りません。テトラ周りでのランディングは特に慎重さが求められます。
コツ:
- ドラグは強めにしめておき最後まで気を抜かないこと。
- ランディングネットを使用し、魚の頭側からすくい上げる。
- ネットがない場合は、テトラに降りずにリーダーを持つ方法で対応する。ただし、リーダーを掴む際はラインブレイクに注意。
- 足場の安全を最優先に、無理な体勢での取り込みは避ける。
5. タックル選びも勝利の鍵
やり取りのテクニックだけでなく、適切なタックル選びも成功率を左右します。
おすすめタックル:
- ロッド: 10ft–12ftのミディアムヘビー以上のもの。
- リール: 4000–6000番クラスのスピニングリール。
- ライン: PE2–4号、リーダーは50lb以上。
まとめ
テトラ周りでのブリとのやり取りは、緊張感とスリルが満点です。しかし、基本的なテクニックと安全対策を押さえれば、キャッチ率は格段に上がります。今回ご紹介した方法を実践し、ぜひ次回の釣行で大物を仕留めてください!
安全第一で、素晴らしい釣りライフをお楽しみください。