秋の釣りシーズンにおすすめのターゲットのひとつが「烏賊」「イカ」です。特に「アオリイカ」や「ヤリイカ」は秋に釣りやすく、多くのアングラーに人気があります。今回は、秋のイカ釣りについて、その魅力や釣り方のコツを紹介します。
秋イカ釣りの魅力
秋は、アオリイカやヤリイカが成長し、活発にエサを追い求める時期です。夏に孵化したばかりの若いイカがエサを探して沿岸に近づくため、初心者でも比較的簡単に釣ることができます。サイズは春に比べて少し小ぶりですが、数釣りができるのが秋イカ釣りの特徴です。また、釣りたてのイカは身が柔らかく、刺身や天ぷらなどの料理で楽しめます。
イカ釣りに必要な道具
1. 竿(エギングロッド)
イカ釣りに使用するロッドは「エギングロッド」と呼ばれる専用のものがおすすめです。長さは7フィートから9フィート(2.1m~2.7m)が一般的で、軽量で感度の良いものを選びましょう。特にアオリイカは引きが強いため、耐久性のあるロッドが必要です。
2. リール
スピニングリールの2500番から3000番程度が最適です。巻き取りがスムーズで、ドラグ機能がしっかりしたリールを選ぶと、イカの動きに対処しやすくなります。
3. ライン
PEラインの0.6号〜1.0号を使用します。細めのラインを使うことで感度が良くなり、イカの繊細なアタリを逃さずに感じ取ることができます。リーダーはフロロカーボンの2号〜3号程度がおすすめです。
4. エギ(ルアー)
エギはイカを誘う専用のルアーです。秋は比較的サイズが小さいため、2.5号~3.0号のエギを使うと効果的です。カラーバリエーションも豊富にあり、日中は派手なカラー、夜はシルエットのはっきりした暗いカラーが効果的と言われています。状況に応じてエギの色やサイズを使い分けましょう。
イカ釣りのポイント
1. 時間帯
イカ釣りは基本的に朝マズメや夕マズメといった、日の出や日没前後の時間帯が狙い目です。また、夜釣りではイカが光に集まる性質を利用して、街灯や漁港の明かりがある場所を狙うと釣果が上がります。
2. 場所
堤防、漁港、磯場などがイカ釣りの定番スポットです。秋はイカが岸に近づいているため、遠投する必要はあまりなく、足場の良い場所での釣りが可能です。また、海藻が生えている場所や、潮通しの良い場所はイカが集まりやすいポイントです。
3. 誘い方
イカを釣る際は、エギを使って「シャクリ」と呼ばれる動作で誘いをかけます。ロッドを軽くしゃくりながらエギを動かし、イカにアピールします。ゆっくりと引きながらイカの反応を待ち、エギに乗ってくる感触を感じたら、素早くアワセを入れて引き上げます。
イカを釣った後の楽しみ方
釣りたてのイカは、透き通った新鮮な身が美味しく、刺身にすると絶品です。アオリイカの刺身は甘みがあり、シンプルに醤油とわさびで食べるのが最高です。また、天ぷらやイカリング、イカ焼きなども簡単に作れるため、家族や友人と一緒に釣ったイカを楽しむのも素敵な体験です。
まとめ
秋のイカ釣りは、初心者でもチャレンジしやすく、釣果が期待できる魅力的な釣りです。エギングロッドやエギを揃えれば手軽に始められるため、ぜひこの秋はイカ釣りに挑戦して、美味しいイカ料理も一緒に楽しんでみてください!